- 15歳未満のお子様(成長期で身長が伸びている方)
- アスピリン喘息のある方
- パラベン・大豆・ピーナッツアレルギーのある方
- フルクトース不耐症の方
- 精神疾患をお持ちの方
- 妊娠中/妊活中/授乳中の方
- 炎症性腸疾患をお持ちの方
- レーシック手術の前後6か月の方
イソトレチノイン(難治性ニキビ治療薬)
イソトレチノイン(難治性ニキビ治療薬)
イソトレチノインは、重度のニキビや難治性のニキビに対して効果を発揮する治療薬です。
ビタミンAの一種で、皮脂腺を収縮させ、また角化を抑制することでニキビの出現を抑制します。また、アクネ菌に対する抗菌作用・抗炎症作用もあります。
イソトレチノインは、アメリカのニキビ治療ガイドラインでは難治性のニキビ治療の第一選択薬として用いられ、全世界でも30年以上前から使用されています。
イソトレチノインは、1日1回1錠(20mg)を食後に内服します。約半年間、継続して内服治療を行うことで、治療終了後にはニキビの出来にくい肌へと改善します。
効果が不十分な場合は増量したり、内服期間を延長したりすることもあります。
牛乳、油を多く使う食品と一緒に内服すると吸収が過剰になる可能性があるので避けて下さい。
以下の薬剤・治療とは併用できません。ご注意ください。
ビタミンAのサプリメントを服用している方は、ビタミンAが入っていないサプリメントに切り替えていただき、再開する場合は一週間あけてから服用を開始してください。
*18歳未満の方は初診時には保護者の方と同伴でなければ、薬の処方はできません。再診時はご本人だけでも診察可能です。
内服薬の処方には、必ず医師の診察が必要となります。
イソトレチノインの処方は自費診療(20mg 30日分¥16,500税込)となります。
治療適応である方は、初回採血により内服治療が可能かどうかを確認します。採血検査は自費診療となります。(¥3,300税込)
1週間後に採血結果を確認し異常がなければ治療開始します。
治療開始1ヶ月後に、内服後も副作用がないことを確認します。
その後も毎月1回受診して頂き、採血を行い、副作用がないかを確認しながら内服をしていきます。通常6ヶ月を1クールとして内服を終了します。
イソトレチノインは重度のニキビや難治性のニキビに対して効果のある治療薬ですが、その効果と同じくらい副作用に注意の必要があります。
そのため、安全にイソトレチノインを使用するため、必ず皮膚科専門医の診察を受けてください。
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